2021年06月14日
トリーター:並木

体重測定、始めました!

今回は、前回のトリーター日誌2021/05/18 はじめまして!)に登場したフンボルトペンギン「ユキ」のその後についてお話しします。

以前、城戸トリーターの日誌2021/05/14 親離れ)でも紹介していますが、「ユキ」は生後半年ほどで親離れをし、現在はメインプールで他のペンギンたちと一緒に生活しています。
親と一緒に生活していた頃は少し警戒心が強かったので、メインプールに移動したらしばらくは落ち着かず、餌の魚もあまり食べられないだろうなぁと心配していました。
ところが、そんな心配をよそに、移動初日から餌の入ったバケツを見るとこちらに寄ってきて用意した魚を完食しました!
「ユキ」の意外な一面に驚きと同時にホッとした瞬間でした。よかった・・・

メインプールで生活し始めて約1か月、今は体重計に乗って体重を測る練習をしています。
“えのすい”のフンボルトペンギンたちは、誘導すると自ら体重計に乗って体重測定をすることができます。
健康管理に欠かせない体重測定、「ユキ」も早く測れるようにしたいなぁと思い、日々練習に励んでいるところです。
最初は体重計を警戒して寄ることもできず、体重計のすぐ近くで餌を食べられるようになるまでに結構時間がかかりました。

でも、そこからは早かった!
体重計が怖いものではないとわかると、ものの数日で体重計に乗ることができるようになりました!
今は体重計の上に乗った状態でトリーターが数値を読むことができるように、体重計の上でじっと動かないでいる練習をしています。
これもなかなか難しいのですが、なんとか数値を読むことができるくらいじっとしていられるようになってきています!


体重測定の練習風景

写真のとおり、「ユキ」はメインプールの床で体重測定の練習をしています。
実はここは本来の食事場所ではないんです。
“えのすい”のペンギンたちの餌の場所はここではなく、陸場中央にある階段を上った先の最上段なのです。


ここが本来の餌を食べる場所。ちなみに写真のペンギンは母親のユメです。
(階段途中に順番を待つペンギンが見えますね。ペンギンたちは並んで餌の順番を待ちます。)
ここは人のお腹くらいの高さがあるので、ペンギンにとっては結構高いところです。
「ユキ」はまだここには足を踏み入れていないので、そのうちここに登る練習もしていく予定です。

親離れ前は少し警戒心が強い性格かと心配しましたが、実は物怖じせず図太い?性格のようなので(笑)、これからのいろいろな練習も楽しみながらできそうだなぁと期待しています!


先輩ペンギンたちの餌の間もバケツの前を陣取るくらいぐいぐい寄って来ます!

最後に決定的瞬間が撮れたのでご覧ください。


ちょっとわかりにくいですが、真ん中付近に写っているのが岩に飛び乗る瞬間のユキです!
躍動感がありすぎてブレブレです(笑)

ペンギン・アザラシ

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