2023年03月21日
トリーター:渡部

1年目の終わりに

みなさんこんにちは!
桜が咲き始め、3月も終わりに近づいてきましたね。
この春、卒業を迎えられた方、ご卒業おめでとうございます。

昨年の今ごろを思い返すと、大学の卒業式を終え、新たな環境へ向かうわくわく感と、社会人になることへのわずかな不安を抱えながら 4月の入社日を待っていました。
新社会人のみなさんも今、同じような気持ちかもしれません。
入社してから 3か月間はさまざまな部署を回って、水族館にはどんな仕事があるのか学んでいました。
きょうはそのときの話をしていきます。

水族館の仕事というと、動物の飼育や展示をおこなう飼育員のイメージが強いかも知れませんが、飼育以外にもたくさんの仕事があります。
今回は、みなさんとかかわりの深い仕事をご紹介します。

まず、カスタマーチームは、みなさんが“えのすい”に来たときに一番関わることが多く、チケット販売や館内の案内などに携わっています。
みなさんが“えのすい”に来て、見たい生き物がどこにいるか知りたいときや落とし物をしてしまったとき、近くのスタッフに声をかけると思います。
多くの場合、カスタマーチームのスタッフが対応しています。

カスタマーチームのMさんカスタマーチームのMさん

私は、研修のときに実際にカスタマーチームの制服を着て、案内の仕事と年パスを発行する仕事を体験しました。
案内の仕事では、館内の設備や展示を隅々まで把握して、お客さまに分かりやすく伝えるのがとても難しく感じました。
何とか情報を伝えることができて、お客さまがほっとされた表情になるところをみるとなんだか私もほっとした気持ちになりました。

また、スタッフ間の連絡には無線を使うのですが、「スタッフに伝えたい内容」「場所」「必要な対応」などを簡潔に伝える必要があるので、無線を使うときは緊張しました。
カスタマーチームの仕事は、物事を分かりやすく伝える力が必要だと感じました。
あるスタッフの方に、案内をするときに心掛けていることを聞いたところ、お客さまが知りたいことをまず丁寧に聴き、その方にあった情報を届けるようにしていると教えていただきました。みなさんも“えのすい”で知りたいことや困ったことがあったら、安心してスタッフに声をかけてくださいね!

続いて企画チームを紹介します。
名前のとおり、“えのすい”ならではの企画の内容を考えるチームです。
ちょうど今は「SHARKS~えのすいのサメ展~」という企画展が開催されていますが、この企画の内容に携わっています。

私は研修で、実際に企画書を作って企画チームのみなさんの前で発表するという体験をしました。
企画を考えるとき、自分のやりたいことを並べるだけではうまくいきません。
さまざまな部署の方と話し合うことで、問題点が見えてきたりより良いアイディアが出てきたりします。
さまざまな意見やアイディアを取りまとめたり、業者の方々とやり取りをしたりするので、企画書を 1つ作り上げるのに、ものすごく時間と労力がかかるんです。
実は、私の同期の一人は、企画チームで活躍しています!

最近は、おひとりさま水族館も担当していました。
同期の活躍は、とてもうれしく、刺激になります。
いつか一緒に企画展ができたらと願っています。

企画チームのFさん企画チームのFさん

いかがでしたか?
1年目の終わりに、みなさんにこの内容を紹介したくて、1年間温めてきました。

私は、クラゲが大好きで入社しましたが、気がつけば“えのすい”で働いているみなさんのことも大好きになっていました。
これから新生活を迎えられるみなさんも、素敵な職場や環境に巡り合えることを願っています。
本当はもっとたくさんのチームを紹介したかったのですが、まだまだ続いてしまいそうなので、来年のこの時期にまた紹介しようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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