2006年10月14日

能登島(2)乗船当日 / 小谷野

  • 期間:2006年10月12日〜 2006年10月14日
  • 場所:能登島
  • 目的:エチゼンクラゲ採集
  • 担当:植田 ・ 小谷野


午前 1時起床(やはりきょうも寝不足です)。いよいよ漁船に乗り、大敷の定置網にエチゼンクラゲを採集しに行くときがやってきました!
手網ですくうと傷ついてしまうため、定置網に入っているエチゼンを、網の中に自ら飛び込んで捕まえる計画です。
午前 3時50分出港。20分ほど船を走らせ、大敷の定置網に到着しました。
待つこと1時間あまり、やっと網があがってきました。
いよいよです!ドキドキしながら網を覗きました。
!!!エチゼンクラゲがいない!
見えるのは立派なシイラばかりです・・・。
能登島では毎日定置網に大量にエチゼンクラゲが入っているとの情報でしたが、きょうに限っていないなんて!
10時間かけて能登島までやって来たのに・・・。
本当に残念です。みなさんにエチゼンクラゲをお見せしたかったのですが、今回は採集することはできませんでした。

しかし、私たちの挑戦はこれからも続きます。エチゼンクラゲを採集し、その長期展示と繁殖をめざしてがんばっていきますので今後も応援をよろしくお願いします!

漁船と定置網漁船と定置網

網をあげているところ網をあげているところ

クラゲファンタジーホール

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

RSS