2008年12月04日

相模湾(2)

  • 期間:2008年12月3日〜2008年12月12日
  • 場所:相模湾
  • 目的:シロウリガイをはじめとする深海生物調査
  • 担当:北田


きょうはお天気も良く、海も穏やかであります。

以前より私とJAMSTECのMさんが同じ船に乗ると、嵐がやってきたことが何度かありましたので今回も心配していましたが、きょうは間違いなく大丈夫です。
良かったです。

そして潜航が始まりました。

向こうには初島がくっきりと見えています。
そんな地点へハイパードルフィンが潜ってゆくと・・・

海底にはシロウリガイがたくさんいるところがありました。

このシロウリガイは、遠くから見ると全て生きているように見えますが、近づいてみると結構殻だけの個体が多く、よく水管(2本管がピュと出ているところ)などを観察しながら採集をおこなっています。
どうしてこれほど殻がたくさんあるのでしょう?
黒い泥に白い貝殻がたくさんあると、目だって少々怖いかもしれませんね。

きょうはそんなシロウリガイの横で、カサゴやゲンゲがぼーっとしていました。

[きょうの写真]
上/「なつしま」のAフレームの向こうに「はつしま」
下/ハイパードルフィンからの映像を見ているところ

(C)JAMSTEC (C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC (C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-24 「なつしま/ハイパードルフィン」による相模湾 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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