2008年12月05日

相模湾(3)

  • 期間:2008年12月3日~2008年12月12日
  • 場所:相模湾
  • 目的:シロウリガイをはじめとする深海生物調査
  • 担当:北田


きょうは午後から天気が悪くなってきましたので、午前のみの潜航となりました。
いかに相模湾内といえども午後は結構揺れています。

ハイパードルフィンが深海での調査を終え、船に帰ってきますと、まずサンプルとして採集された生き物は水槽へと急いで移されます。
「なつしま」には低温室があり、その中で生物を飼育しています。
水槽は生物ごとに分けて入れ、また小型の生き物はプラケースに一度入れてから水槽へ沈めます。
船の時点でしっかり飼育をおこなわないと、生きて水族館へ持ち帰ることもできませんので、ここが頑張りどころです。
生きた状態で水族館へ持ち帰り、今後もさまざまな生きた深海生物の研究が進めていければと思っています。

[きょうの写真]    
江ノ島水族館 in なつしま

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-24 「なつしま/ハイパードルフィン」による相模湾 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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