2008年12月06日

相模湾(4)

  • 期間:2008年12月3日〜2008年12月12日
  • 場所:相模湾
  • 目的:シロウリガイをはじめとする深海生物調査
  • 担当:北田


さて、私が航海日誌を書きますと、毎度お馴染みのゴミのお話がありますので、今回もおこないます。

確か前回は三陸沖、周りに陸が見えない場所で突如冷蔵庫がドンブラコ流れていました。
あれには驚きでした。

きょうは相模湾、シロウリガイコロニーです。
やはり湾の周りではたくさんの人々が生活していることもあって、ビニールやお菓子の袋が落ちていました。
ゴミではありませんが、ヨシのような植物や何かの樹木など・・・ 大雨で流れてきたのでしょうか?

今回はシロウリガイを採集しているとき、一緒に引っかかってきた物があります。
ハオリムシではありません。
荷造りなどで使うビニールひもです。
シロウリガイは、絡まったひもをほどくほど活発には動かないので、もしかしたら何年も引っかかりっぱなしだったかもしれません。

今後、深海底のゴミ話が続かないことを、今回も願っています。

[きょうの写真]
深海で採集したビニールひも

(C)JAMSTEC (C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-24 「なつしま/ハイパードルフィン」による相模湾 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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