2009年04月15日

伊豆 小笠原弧・北マリアナ諸島沖(10)4月15日(水) 快晴 ややうねりあり
6日目 / 北嶋

  • 期間:2009年4月9日~2009年4月21日
  • 場所:伊豆・小笠原弧 明神海丘と北マリアナ諸島海域 日光海山
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本 ・ 北嶋


きょうも日光海山で 2潜航がおこなわれました。
最高気温28℃の真夏日です。
コンテナラボにはクーラーがついているのですが、水槽を冷やすための機械が放つ熱がすごいのと、この炎天下で室温が下がらず、暑さと戦いながらの作業になりました。
生き物第一なのでしかたありません。

ハイパードルフィンが母船から遠く離れた深海で活動する装備は、どれもこれもスーパーメカで、これが動いている様をモニターで見ていると感動します。
遠隔操作で、器用にサンプル生物を採集して下さいます。これらを自在に操る運航士さんたちは、ほんとかっこいいです!
うわさでは、しんかい6500に女性のパイロットが入ったとか。わたしもマニピュレーターを操ってみたい!

ハイパーチームみなさんのおかげで、本日もユノハナガニなどのサンプル生物が採集できました。
ここから先、無事に陸まで生き物を生かすのがわたしたちの仕事です。
あと、6日!(もしかすると5日?)明神海丘に、また寄ってから帰ります。

[きょうの写真] 上から
・マニピュレーター
・バスケット

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-05「なつしま/ハイパードルフィン」による伊豆 小笠原弧 明神海丘・北マリアナ諸島海域 日光海山 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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