2009年09月27日

トカラ列島(2)9月27日:この世はでっかい宝島

  • 期間:2009年9月26日~10月5日
  • 場所:トカラ列島
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:北田


航海2日目、「なつしま」は午後2時ごろ調査地点の宝島付近に到着いたしました。

宝島、名前がすごいです。
何かものすごいものが眠っていてもおかしくありません。
横には小宝島もあります。
ちょうど乗船前に博多駅で宝くじを買ったので、宝島の空気を取り入れてご利益を願いたいと思います。

船の揺れはきのうと比べると激しくなり、さすがは黒潮、残念ながら「弱い」酔い止めを飲んでしまいました。

本日もハイパードルフィンによる潜航はありませんので、飼育機材の準備や水槽のメンテナンスが十分におこなえる一日でした。
水槽の水も富山湾の水から新鮮な黒潮の水に本日入れ替わっています。
富山湾航海では水温1℃に設定していた低温室も、今回は 8℃設定です。
水に手を入れて直ぐに痛くなることはありません。
しかし、表層の水温が高いことや沖縄から江の島まで深海生物送ることを考えると、今後も注意を怠るわけにはゆきません。

潜航はあすから始まります!

[きょうの写真]
宝島

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-17「なつしま/ハイパードルフィン」によるトカラ列島深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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