2009年09月28日

トカラ列島(3)9月28日:おきえびころりん

  • 期間:2009年9月26日~10月5日
  • 場所:トカラ列島
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:北田


いよいよ潜航が始まりました。
きょうも宝島付近にいます。

しかし、きょうの潜航に生物採集は予定されていなく、スラープガン(水中掃除機)や採集ボックスも今回は持っていません。
さまざまな装置を取り付けたハイパードルフィンは、高度 20mほどを保ち走り続けるのでした。
水の中に含まれる成分の一つや微生物などを調べているそうです。
ですが、一番最初の着底したほんの一瞬です。
そういうときに限って・・・ 。

「あっ、オキナエビスだ!」

さすがは宝島、着底した目の前に珍品オキナエビスが登場。しかも海底にころんと転がっているような様。
しかし採集するものがなくきょうは残念、あきらめました。

でも幸先のよいスタートです。あすに期待しましょう。

ちなみに写真は岩を採取しようとしているところです。
(ハイパードルフィンの)手が届く位置にオキナはいました。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-17「なつしま/ハイパードルフィン」によるトカラ列島深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

RSS