2010年04月27日

南西諸島海溝(8)No.8

  • 期間:2010年4月21日~5月5日
  • 場所:南西諸島海溝
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本


本日の調査海域の水深はこの航海で最も浅い約 275m。深海の入口です。
しかし、深海とは思えないお馴染みの魚がたくさん泳いでいました。
設置物の近くにはチカメキントキが寄り添っていたり、物陰にはウツボがいたり、カワハギがピロピロ泳いでいたり。
その近くにはマツカサウオも泳いでいました。
水族館でお馴染みの魚が多く、なんだかほっとするような風景でした。

水温も 18℃なので水圧の影響を受けずに元気に上がってくれば、今の季節なら深海魚を自宅の水槽で飼育することもできそうですね。

本日は一度目の潜航の後、もう一度ダイブを試みましたが、天候悪化のため 1時間ほどの作業で浮上となりました。


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT10-07「なつしま/ハイパードルフィン」による南西諸島海溝深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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