2012年03月09日

三陸岩手沖~北海道南西沖(4)かいれい航海日誌/笠川

  • 期間:2012年3月6日~3月11日
  • 場所:三陸岩手沖~北海道南西沖
  • 目的:深海性クラゲ調査
  • 担当:小谷野・笠川


船上生活 4日目となりました。
きのうから水槽に生き物を収容したので、まず朝ご飯前に、水槽チェックにいきました。
みな、大丈夫のようです。
見るまでは、ちょっとヒヤヒヤしていました。
限られた空間で限られた道具で作業するのは、普段と勝手が違うのでいつも以上に気を使います。
本日は、午前中、水槽内の生き物の整理、換水、水槽まわりの整理、あすの水槽の準備やソーティングの準備などをおこないました。

午後は、避難訓練をしました。
ヘルメット、救命胴衣、軍手、タオルを着用して、全員一番上のデッキに集合しました。船上での避難訓練は初めてだったので、いい経験になりました。
あすは、2回目の「かいこう7000Ⅱ」の潜航日です。
場所は、北海道南西沖。
今のところ、海は穏やかですが、外の風はやはりかなり冷たいです。
あすも海況が良く、いい潜航になるよう、神さま、仏さま、金毘羅さま~!!

深海生物が収容された水槽 (C)JAMSTEC深海生物が収容された水槽 (C)JAMSTEC

避難訓練風景 (C)JAMSTEC避難訓練風景 (C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)KR12-07JAMSTEC「かいれい/かいこう7000Ⅱ」による三陸岩手沖~北海道南西沖調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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