日誌が尻切れ蜻蛉のまま、ずるずると年を越してしまい、申し訳ありません。
実は残念ながら、受精卵は採れず、という結果に終わったため、みなさんへの報告がしにくかったのです。
自然の海の中を悠々と泳ぐヒクラゲの雄姿を、そのまま水族館で紹介できたらよいのですが、これまでも宅配便で送って水槽に展示をするも、もって4日。
輸送のダメージが原因で、短命に終わってしまうのなら、輸送しなくても済むように、自前で育ててみよう、という挑戦だったのですが、そう簡単にはいきませんね。
道具と知識の準備不足を猛反省しつつ、もう一度チャンスがあったなら、今度こそ前進します!
ご期待ください!
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
広島大学「豊潮丸」よる大型クラゲ類及びアミ類の分布調査航海