きのうの潜航も無事に終わり、現在は研究者の方がおこなっている地震調査のために房総沖にいます。
この房総沖までの航行がなかなか凄まじい揺れなんです。
朝もベットから転がり落ちてしまうほど、、、
こんなに揺れてしまうと水槽が心配です。
船上は揺れるので、陸上のように水槽になみなみと海水は入れません。
多少の揺れでも水が溢れないように少なめにしているのですが、こんなに揺れるのは想定外です。。
大きな揺れが来るたびに、大丈夫かな!?と不安になってしまいます。
朝も食事の前に水槽を確認。
水は漏れていないよう。よかったよかった。
水槽の生物たちも問題なさそう、でも、少し水が濁ってきたかな。ということで換水です。
水槽の中にはプロテインスキマーなど水槽の汚れを取る装置を入れているのですが、やっぱりこまめな水換えは必要です。
大きく揺れている船内で水換えをするのはちょっと緊張します。
水槽が置いてある低温室には、もうバケツや冷水機や研究者の方が使う実験道具やらでいっぱいいっぱいです。
海水を溢さないように、道具を落とさないようにそーっとそーっと換水作業を終わらせ一安心。
船上では、陸上でやっている当たり前の作業がなかなか難しいんです。
そうそう!きのうの日誌で書きそびれてしまいましたが、きのうの潜航でハイパーが上がってきた時、空からは大粒の雨が、、そして、風も、、
ふと、船上から遠くを見てみると、なんと竜巻が!!!
生まれて初めて海上の竜巻をみました。
距離が遠かったのですが迫力がありましたよ!
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)NT14-05「なつしま/ハイパードルフィン」による相模湾初島沖調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています