春の大型連休は楽しく過ごしていますか?
連休中に“えのすい”に遊びに来ていただいたみなさん、ありがとうございます。
私は今、相模湾の初島近くの海の上にいます。
約2年ぶりの相模湾の調査航海に参加して、大型連休を船の上で仕事に励んで?!おります!!
これまで3度ほど相模湾初島沖で支援母船「なつしま」・無人探査機ハイパードルフィン(HPD)の調査航海に参加させていただきました。
昨年度をもって慣れ親しんだ「なつしま」は残念ながら退役したため、今回は2013年に就航された新しい「新青丸」という調査船です。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)KS16-04「新青丸/ハイパードルフィン」による深海生物調査 採集
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。