2019年05月26日

豊潮丸 黒潮流域調査航海(7)航海採集日誌 7日目

  • 期間:2019年5月20日(月)~5月30日(木)
  • 場所:広島・呉~沖縄
  • 目的:黒潮流域のプランクトン・ベントス・ネクトンの分布調査
  • 担当:足立


航海後半復路です。
朝は停泊中に “よじよじ” をおこないました。
小さなヒドロクラゲとエフィラクラゲが採れました。

9時 ドレッジ 2回
12時30分 ビームトロール
観測しながら少しずつ北上します。
生物の拾い出しをし、夕方ごろから、かなり揺れ始めました。
「あしたの朝、奄美大島の島陰を通過したら、もっと揺れますので、荷物などご注意ください」と、船員さんからの伝達があり、もう笑うしかありません。

※「よじよじ」=「(主に漁港へ)クラゲ採集に行く」

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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