2019年05月27日

豊潮丸 黒潮流域調査航海(8)航海採集日誌 8日目

  • 期間:2019年5月20日(月)~5月30日(木)
  • 場所:広島・呉~沖縄
  • 目的:黒潮流域のプランクトン・ベントス・ネクトンの分布調査
  • 担当:足立


数年前の皆既日食で有名になった悪石島の東沖で、プランクトンネットを曳きました。
1つめは、VMPS(水深ごとに分けて採れる垂直曳き)です。
実際に採集装置を動かしてくださるのは船員さんたちですが、どの水深まで下ろすか、スピードはどのくらいかの決定や、ネットを閉じる信号の送信などは、船内から研究者がおこないます。


VMPS


船内からのオペレート

2つめはORIネットで、水深 1,000mの水深を 60分間、水平に曳きました。

ORIネット



上がってきたサンプルを回収する


大きいものはバットに


食堂で撮影会

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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