2019年05月28日

豊潮丸 黒潮流域調査航海(9)航海採集日誌 9日目

  • 期間:2019年5月20日(月)~5月30日(木)
  • 場所:広島・呉~沖縄
  • 目的:黒潮流域のプランクトン・ベントス・ネクトンの分布調査
  • 担当:足立


朝8時、種子島北沖にて、ドレッジと、ソリネット。底物採集はこれが最後です。
観測が終了すると、船はすぐに次の目的地に向けて移動しますが、きょうは種子島の西之表港へ入港しました。
入港作業で船員さんが忙しく働いている邪魔にならないように、私たちは「洗い出し」後の砂から生物を拾い出す作業を続けていました。
雨が少し降ったり止んだりで、カッパも脱げません。


結局、続きは後でやることにし、種子島に上陸し、種子島宇宙センターと、中種子町の歴史資料館を見学しました。
移動中はドシャ降りで、これが作業中でなくて、本当によかったです。


ロケット発射台

夜は集魚灯採集をおこないましたが、風が強く、クラゲは見つけられませんでした。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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