2019年05月12日

江の島周辺海域調査

  • 期間:2019年5月12日(日)
  • 場所:江の島周辺海域
  • 目的:藻場モニタリング、新規モニタリングポイント設置、ワカメ遊走子設置
  • 担当:佐野
江の島南側江の島南側

今年度最初の江ノ島フィッシャーマンズプロジェクトの活動でした。
今回はこれまでのモニタリングポイントに加え、新たに6地点を設置しました。
自分の伸ばした手が見えなくなってしまうほどの濁りに苦戦を強いられましたが、ベテランダイバーの方々の毎度鮮やかな立ち回りで、新ポイントの目印設置、及びモニタリングを行いました。


コドラート調査のようす


作業のようす


新ポイントに設置した目印

今後水温が上がってくると食害生物が出てくる可能性がありますので、まだ安心はできませんが、前回の調査に比べ、アラメ、カジメが多く観察されました。
今の所、心配されていた食害の痕跡は見当たりませんでした。
ほんのわずか離れただけで、アラメやカジメが見られなくなったり、やや深い場所でワカメが観察されたりと、江の島と一口にいっても違いがあるのは面白いです。
さらに海中にワカメの遊走子を付着させたネットを設置しました。
これが成功して順調に成長してくれれば江の島ブランドのワカメの誕生です。
今後の江の島の海に引き続き注目です。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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