2019年11月06日

豊潮丸 硫黄島周辺海域生物採集調査航海(6)航海日誌 6日目/足立

  • 期間:2019年11月1日(金)~2019年11月8日(金)
  • 場所:鹿児島県硫黄島周辺海域
  • 目的:ドレッジやプランクトンネット、潜水による生物の採集および海洋環境調査
  • 担当:足立・西川


朝 8時、鹿児島港を出航しました。
前半一緒に乗船していたかごしま水族館の方たちが見送りに来てくれました。


かごしま水族館のスタッフの方々


桜島


朝食後、昭和硫黄島で採集したタイワンホウキガニの大きさを測定しました。
このカニの研究をしている北里大の学生さんに、扱い方のコツなどいろいろ教えてもらいました。
4mmから 1.5cmぐらいのものが各種サイズ採集できていましたが、雌雄の割合を見ると、かなり雄が多かったです。
水を換えて作業を終了すると11時ちょっと前。
きょうの昼食当番の私はギリギリ間に合いました。



作業のようす


食器洗いが一段落してから甲板に出ると、美しい成層火山の開聞岳が見えました。
そして反対側には佐多岬。鹿児島湾ともお別れです。
豊潮丸は佐多岬を回って九州を北上し始めました。
湾を出たら揺れ始めました。
揺れる前に作業をしておいてよかった、、、、


開聞岳



浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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