2024年10月14日

マレーシア クラゲ調査(6)
6日目/足立

  • 期間:2024年10月9日(水)~10月18日(金)
  • 場所:マレーシア
  • 目的:東南アジアのクラゲ調査
  • 担当:足立・渡部


きょうもペラ川河口周辺の調査をおこないました。
朝 7:30にホテルを出発し、近くのお店でとった朝食は ‘ロティ’。

ロティロティ

ナンみたいな感じのインド料理です。
みんな大好きな ‘ロティ’を食べて、ギアを上げていきます。


きのうと同じ船着場に到着すると、底引きの漁獲物の仕分けがおこなわれていました。

船を待つ間見ていたのですが、山積みの中には根口クラゲの仲間や立方クラゲの仲間が数種類 混獲されていました。
Kトリーター、サメもいましたよ!

そして、なんとカブトガニも入っていました!1匹や2匹ではありません!
これらのものは、はじかれていましたが。


水辺の泥干潟は、いろいろなものが捨ててあったりして、人が見る風景としては、まあ、あまりきれいとは言えないのですが、ザ・生物多様性、ザ・食物連鎖 の世界が広がっていました。
大小のカニたち、大小のトビハゼの仲間たちがお食事中で、それらを狙っている鳥たち。
水深のあるところには、クラゲも流れてきて、まだ乗船前なのに、ここだけでだいぶ楽しめました。


9時半ごろ出航し、昨日とは違うポイントに向かいました。
途中3か所で ‘よじよじ’ するも、あまりクラゲは入っておらず、7名 14個の目を凝らして目視でクラゲを探すも、なかなか見つからない中、1か所だけ、インドネシアンシーネットルの、しかも傘径5cmぐらいの小さなものが複数いたのは、たまたまだったのか、そうではない理由が何かあるのか、印象に残っています。

14時頃、調査を終えて下船し、途中、スーパーマーケットで買い物をし、再びペナン島の CEMACS へ戻る船に乗ったのが、夜の8時。

その後、シャワーを浴び、夕食を食べ、片付けをして、ソーティングして、時計は0時をまわり、全員が作業を終了したのは午前2時頃だったと思います。



おつかれさまでした。

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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