2009年08月28日

相模川水系(1)No.1 レッドデータブックの生き物を求めて

  • 期間:2009年7月19日~
  • 場所:相模川水系
  • 目的:レッドデータブックに載る県内の生き物たち
  • 担当:根本


こんにちは。えのすいトリーター3年目の根本です。
夏を楽しんでいますか?
青い空!白い雲!照りつける太陽!最高です!
私たちには夏休みもお盆も何もありませんが、休みはあります。
この休みを最大限に楽しまないと、『あ!』という間に秋が来て終わってしまうのが社会人の宿命です。
では何をするかと言うと、今年は“旅”です。
生き物に出会う旅をしようと決めました。
これは十数年前の中学生に「大人になったらいつかやってみよう」と思っていた旅です。
その理由はまた今度話しますが、とにかく旅がしたいのです。
とはいっても水族館が忙しい時期なので、次の日の仕事を考えると神奈川県内の小旅行が限界です・・・。

今回私が会いに行くのは「レッドデータブック」に載る県内の生き物たち。
つまり神奈川県内で絶滅が危惧されている生き物。
自分が住んでいる周りにも人知れず消えて行く生き物がたくさんいます。
そんな生き物に会いに行って実際に見てみたいと思い、色々と回ってみました。
ターゲットは相模川水系です。
そしてこの旅の成果を9月のテーマ水槽で紹介したいと思っています。
茨城で育った私には、牛久沼はわかっても相模川はいまいち良くわかりません・・・。
とにかく出会いを祈って、網とプラケースを持って、川に入って行きました。
そのようすをここで紹介したいと思います。


つづく

テーマ水槽

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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