本日は夕方の16時に出港ということで、一日周辺の漁港等を覗きながらの採集をおこないました。
きのうに引き続き、きょうも表層にはたくさんのヘンゲクラゲが漂っています。かなりの数です。
ただ、クシクラゲの仲間は大変軟弱のため、非常に扱うのが難しいです。
また、クラゲライダーも面白いほど見つかり、驚きました。
私は今回初めて、海でクラゲライダーを見たのですが、こんなにもポンポンと見つかるとは思いませんでした。
アカクラゲに乗っているもの、ミズクラゲに乗っているもの、ヘンゲクラゲを 2つ抱えてうまく乗っているものと、バラエティー豊かです。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
広島大学「豊潮丸」よる日本海ベントス・プランクトン調査・採集