現在、生物採集や海洋環境調査のために鹿児島県の硫黄島周辺海域へ来ています。
今回もトリーターは 2名の乗船です。
私は前回の勢水丸に続いて 2回目の長期航海ですが、もう一人は5月にも豊潮丸に乗船しているベテランクラゲトリーターです。
そのため今回の最終日にはクラゲ採集の時間を設けており、今現在“えのすい”にいないクラゲを採集し、展示を目指します。
もちろんクラゲ以外にもカニやエビなどの甲殻類を中心とした生物も採集し展示することが今回の目的です。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。